【この記事を書いた人】中田裕二
銀行員、不動産仲介、不動産投資の経験を通して、中古マンション売買に関するリアルな情報を発信。
710万円で購入した中古マンションを、4年後に900万円で売却した実績あり。(投資物件としての運用益も含めて利益は345万円に)
その経験を不動産会社は絶対に教えない中古マンションの正しい選び方としてお伝えしています。↓
定年退職し子供も手を離れて夫婦2人、そんな老後の生活が訪れたとき、あなたは快適な老後生活をどんな家で過ごしたいと考えていますか?
老後の住まいにはたくさんの選択肢があって迷いますよね。
- 賃貸と持ち家ならどっちが老後に適しているんだろう?
- 住み替えるなら中古マンションと戸建て、どっちが良い?
- 将来的にリスクが少なくて快適に住める環境を教えて欲しい
など、自分の老後にはどのスタイルが適していて、快適に暮らしていけるのか知りたいですよね。
本当に老後の暮らし方を考えるなら、まずは「賃貸物件・中古マンション・戸建て」の特徴を知ることから始めましょう。
そこにあなたの資産状況や価値観を照らし合わせて、自分に一番適した老後の住処を見つけるのです。
中でも、「中古マンションの購入」は多くの人が敬遠しがちですが、考え方次第ではどんな物件よりも安全に豊かな老後生活をおくることができます。
先入観で中古マンションを検討しないのはもったいないです。
この記事では、快適な老後の住まい関する下記の疑問を特徴と比較しながら詳しく解説していきます。
- 賃貸でアパート暮らしが良いのか?
- 中古マンションへ住み替えか?
- 戸建てに住むか?
老後は持ち家と賃貸のどちらにすべきか?
老後の住まいについて「持ち家に住むか?賃貸に住むか?」は、必ず一度は悩む疑問ですよね。
両者には、下記のようにそれぞれ善し悪しがあります。
持ち家 | 賃貸 |
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一番大きな違いは「家に住むのにお金がかかり続けるかどうか?」です。
持ち家の場合、購入したての時はローン返済がありますが、全て払い終われば老後はタダで住み続けられます。
老後どれだけ生き続けても、住居に対するお金は発生しません。(リフォーム代は別です)
対して、賃貸の場合は、住み続ける限り一生家賃を払い続ける必要があります。
家賃を払えないと住めなくなるので、お金がない場合は老後でも働かなければなりません。
そもそも、高齢になると賃貸を借りづらくなります。
大家さんが高齢者の孤独死を恐れて貸したがらないからです。
ですから、一度追い出されてしまうと住むところがなくなる可能性もゼロではないのです。
「衣・食・住」と言われるように、住居の確保は人が生きていく上での基本です。
老後も快適に暮らしていくなら、無理のない範囲で持ち家を早めに確保しておくと安心です。
「中古マンションと賃貸はどちらがどのくらい得するのか?」を細かくまとめた記事がありますので、こちらも参考にしてみてください。
老後の住まいは中古マンション?戸建て?住み替えるならどっち?
老後の住まいとして持ち家を選択する場合、今度は「中古マンションにするか?戸建てにするか?」で迷いますよね。
どちらがあなたの老後にとって住みやすい家になるのかは、お金の損得だけでは決められません。
あなたの資産状況やライフスタイル、価値観によって、家に対する快適さや魅力の感じ方が変わるからです。
あなたの老後にとって何が豊かさをもたらしてくれるのかを考えることが重要です。
中古マンションと戸建てに関する特徴を、以下5つの観点から比較していきます。
- 立地
- 維持費、管理費
- 資産性、換金性
- 快適さ、利便性
- 安全性、セキュリティ
1.中古マンションは駅近で立地が良い?
中古マンション | 戸建て |
駅近で立地の良いエリアに多く、割安で購入できる。 | 駅から外れたエリアに多い。駅近でも価格が高く、なかなか見つからない。 |
中古マンションは、駅近で良い立地に多く建っていて、比較的「割安」で購入できます。
戸数も多くて空きやすいので、戸建てより簡単に手に入る傾向があります。
一方、戸建ては、駅近だと競合が激しく価格が跳ね上がります。
また、駅近で立地の良い土地は空きづらいので、なかなかいい物件に巡り会えません。
運良く見つかったとしても、希少性が高いのですぐに売れてしまいます。
素早い決断が必要です。
老後は、立地が良いところに住むか住まないかで快適さが全く変わってきます。
- 移動手段が豊富(電車・バス・タクシー)なので、車に乗れなくていい
- 商業施設が多く、買い物に便利
- 病院が近くにある……など
老後は「立地」は良いところに住んだ方が苦労しません。
中古マンションを検討することで、良い立地に住める可能性は高くなります。
2.中古マンションは管理費や維持費がかかる
中古マンション | 戸建て |
住んでいる限り、強制的に管理費・修繕積立金を一生払い続ける。 | 管理費や維持費がない。(ただし、自分でリフォーム費用は確保する必要がある) |
中古マンションは、管理費や修繕積立金等などの維持費を、老後住んでいる限り一生払い続けることになります。
中古マンションの管理組合から半強制的に徴収されます。
良く聞くのは、老後に管理費と修繕積立金が値上げして、生活が苦しくなるという話です。
ただ、こう言った話は、契約時に内容をしっかり確認しなかったり話を聞いてなかったりという人が大半です。
購入前に中古マンションの修繕積立金や管理費、長期修繕計画の概要をしっかり確認していれば、あとで生活で苦しむことはありません。
一方、戸建てだとしても将来のリフォームに必要なお金を自分で貯めなければなりません。
誰かから徴収されるという「強制力」が働かないだけです。
戸建ての場合、水回り以外の「建物そのもの(外壁・外構等)」の修理も自己負担ですから、計画的に貯蓄をしないと後で苦労します。
中古マンションの管理費や修繕積立金も、戸建てのリフォーム資金の貯蓄も、どちらも自分の老後生活の豊かさに必要なお金です。
とは言え、強制力がないという点で戸建ての方が融通は利きそうです。
3.中古マンション=換金性か?戸建て=資産性か?
中古マンション | 戸建て |
「換金性」が高い | 「資産性」が高い |
中古マンションは「換金性」が高く、リスクが低い物件です。
立地が良かったり、需要のある物件であればすぐに購入時と同じ値段で売れたり、賃貸に出せたりします。
ただ、「人気のないエリア」や「欠陥マンション」など、中古マンションの選び方を間違えると売れなくなるので注意が必要です。
一方、戸建ては土地が残るので「資産性」に優れている物件です。
どんなに建物がボロボロでも、取り壊して土地として売却をすれば大きなお金が入ってきます。
ただし、今は「空き家問題」で騒がれている時代なので、一戸建てだからと言って資産価値があるとは言い切れません。
いくら老後と言えども、ずっと家を手放す可能性はゼロではないです。
将来的に、息子夫婦と二世帯住宅で住んだり、老人ホームに住むことになるかもしれません。
その時に、損せず簡単に自宅を手放せた方が安心はできます。
4.快適さや利便性は中古マンションの方が良い?
中古マンション | 戸建て |
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上記のように、中古マンションは老後に夫婦2人もしくは独身で暮らす方からしたら「快適さ」や「利便性」に優れています。
老後の夫婦2人や独身なら、間取りは1フロアの「1LDK〜2LDK」になるでしょう。
この間取りだと、部屋の数が少なくなるので掃除がラクですし、決して広くはないので物が貯まりくいです。
一方、戸建てに住むと、快適だった「広さ」が歳を取るに連れて逆に辛くなってきます。
私が銀行に勤めていた頃、近隣のご自宅に訪問することが多かったのですが、戸建てに住んでいる高齢者の方は口を揃えて、
- 2階行くのがしんどい
- 掃除が大変。入らない部屋は汚くなる一方
- 物が増えすぎて片付けする気になれない
と言ってました。
実際に、「この家を売って、マンションに引っ越す」という70歳のご夫婦もいました。
腰を曲げて引っ越し準備をしていて、とても大変そうでした。
中古マンションでも戸建てでも、老後は身の丈に合った広さや間取りに住むことが快適さにつながります。
5.安全性やセキュリティは中古マンションに軍配
中古マンション | 戸建て |
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中古マンションは「安全性、セキュリティ」に優れています。
建物のそのものが「鉄筋コンクリート」で作られていて強固ですし、人が多く住んでいて「監視力」も働きます。↓
- 大きな地震、台風、水害等の災害に強い
- 部屋で火事が起こっても建物は残る(被害が少ない)
- 管理人が常駐していたり、人の目が多いので不審者が出づらい
- バリアフリー設計になっていることが多い
日本は地震や台風等の災害が多い国です。
迅速な対応が難しい老後の生活は「家に守られる」ことが非常に重要です。
また、高齢になってくると火事の原因を作りやすいと言われています。
戸建てで掃除が行き届かなくてコンセントから出火したり、火の消し忘れで燃え広がったりといった原因が多いようです。
安全性やセキュリティに関しては、戸建てよりもコンクリート造の中古マンションを選ぶことが老後の安全な生活につながりやすいです。
老後が快適になる中古マンションの購入術
老後が快適になる中古マンションを購入したいなら、以下の2つのポイントを押さえてください。
- 正しい選び方を知る
- 「底値」で購入する
上記2つを守らないと、老後に管理費や維持費が高くなって生活が苦しくなったり、「売りたいのに売れない」「貸すこともできない」など手放すのに苦労します。
まず、中古マンションを正しく選ぶためのポイントに注意しましょう。
- エリア・立地
- 広さ・間取り
- 築年数
- ランニングコスト(管理費・修繕積立金)
- マンションの施設・周辺環境
- リフォーム
- 耐震性・修繕状況
- マンションの管理状況
- セキュリティー
これらのポイントをできる限り押さえておくことで、あなたにとって住みやすくなるだけでなく、需要が高いので将来手放す時にも苦労しません。
各ポイントの詳細は「中古マンションの選び方」の記事でまとめていますので、必ず読んで確認してください。
また、できる限り「底値」で購入することも非常に重要です。
底値で購入すれば、将来売却することになっても底値で売れやすいですから、売却損が発生しにくくなります。
また、基本的に相場よりも低い価格で売却できるようになるので、早く手放すこともできます。(=流動性が高い)
底値で中古マンションを購入する具体的な方法は、「中古マンションの値引き交渉のコツ」の記事で解説しています。
【まとめ】中古マンション?戸建て?あなたの価値観に適した選択を!
自分に取って老後に最適な住まいとは何かに迷ってしまうのは、「賃貸・中古マンション・戸建て」の特徴をしっかり掴めていないからです。
老後の生活を深くシミュレーションし、それぞれの特徴や魅力を知れば、あとは「自分に向いている住まい」を判断するだけです。
当記事で比較してきた内容を把握しておけば、迷うことはありません。↓
【持ち家と賃貸の比較】
持ち家 | 賃貸 |
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(※中古マンション購入と賃貸の比較記事も参考になります。)
【中古マンションと戸建ての特徴比較】
中古マンション | 戸建て |
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この記事を読んで「中古マンションって老後の生活に適しているかも……」と感じたなら、次のステップとして「中古マンションの正しい購入方法」を学んでみましょう。
そのポイントとなるのは以下の2つです。
- 正しい選び方を知る
- 「底値」で購入する
それぞれの詳細は、以下の記事で詳しく解説しているので、ここでは割愛します。
ちなみに、私が中古マンションを「底値」で購入するときは「住まいサーフィン」という情報サイトを使っています。
これを使えば、狙っている中古マンションやその周辺物件の「適正価格=売る時に損しにくい価格」を「無料」で調査できるからです。
しかも、東京カンテイという公共サイトで「3240円」を払って見る適正価格のデータとほぼ同じなので、稀少性の高い情報が得られます。
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中古マンション購入で失敗したくないと少しでも思うなら、住まいサーフィンを使っておいて損はないです。
【私の実体験はこちら↓】
住まいサーフィンの評判、口コミ、体験談
この記事があなたの老後の住まい選びの一助となれれば幸いです!
【実録&証拠あり】「たった3,520円」で学べる“不動産会社は絶対に教えない”中古マンションの正しい選び方を公開!
「この物件、本当に買って大丈夫?」
「部屋は気に入ったけど、本当にローン返済していける?」
「業者におすすめされたけど、騙されてない?」
不動産購入は価格が大きい分、不安も大きいですよね。
でも世の中には、その不安が的中して、家を買った後に「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔する人がたくさんいます。
後悔する人に共通しているのは、「良い物件の選び方がわからず、不動産会社の言いなりになってしまう」こと。
だから私は、優良物件の正しい選び方を学ぶことに全精力を注ぎました。
その結果、2015年に「710万円」の中古マンションを購入。↓
そして、この物件を2019年に「900万円」で売却できました。↓
単純計算で「190万円」の売却益を得ることができました。
加えて、「投資物件」だったので、運用益も入れて「345万円」が手元に残りました。↓
しかも、所有していた4年間に退去は一度もありませんでした。
このような結果が得られたのは、不動産会社は絶対に教えてくれない「中古マンションの正しい選び方」を学んだからです。
ですから、不動産購入に対して不安を抱えているあなたへ、
- 将来も資産になる物件
- 快適に住める物件
- 金銭的不安のない物件
の選び方をお伝えします。
実体験に基づいた「正しいノウハウ」を学ばないかぎり、良い物件はいつまでも見つかりません。
少しでも興味があれば、「たった3,520円」で学べる“不動産会社は絶対に教えない”中古マンションの正しい選び方の詳細を一度のぞいてみてください。↓