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「自分の家にとって必要な補償に加入したい。それもできる限り安く!」
と思っていませんか?
特に、「一般の火災保険」にするか、掛金の安い「新型火災共済」にするか迷っている方が多いのではないでしょうか?
結論から言うと、埼玉県民の方が加入すべきは「埼玉県民共済の新型火災共済」ではなく「一般の火災保険」です。
埼玉県民共済では、「竜巻や台風」などの自然災害で家を失っても「最高600万円」、地震による被害でも「最高300万円」しか補償金が出ないからです。
近年は、異常気象(台風や暴風雨等)が増えてきています。
埼玉県で言えば、2013年の「越谷・松伏の竜巻」と「台風18号による竜巻」の被害はまだ記憶に新しいです。
この災害によって、埼玉県のHPでは「竜巻に対する対策を」と呼びかけをしています。
参考:埼玉県HP「竜巻から身と守るために」
上記の写真のように、竜巻や台風等によって家が損壊して、多額のリフォーム費用が必要になっても、埼玉県民共済では600万円までしかお金が出ないのです。
そんな少ない保険金で、本当にあなたと家族を守ることができるでしょうか?
この記事では、埼玉の県民共済(新型火災共済)と一般の火災保険との違いを「竜巻・雪・地震」の観点から詳しく解説していきます。
また、一般の火災保険料と県民共済の掛金を比較し、埼玉の保険料の相場観もお伝えします。
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埼玉県民共済だと竜巻で全壊でもたった600万円!
埼玉県民共済では、「風災・雹災・雪災・水災」によって家をまるごと失っても、最高600万円までしか補償されません。
被害の状況によっては,それ以下の金額になることもあります。
一般の火災保険(三井住友海上)と埼玉県民共済の補償内容を比較した一覧表をご覧下さい。
補償内容 | 火災保険(三井住友海上) | 埼玉県民共済 |
火災 | ◯ | ◯ |
消防破壊・消防冠水 | △(特約であり) | ◯ |
破裂・爆発 | ◯ | ◯ |
車両の衝突 | ◯(破汚損) | ◯ |
落雷 | ◯ | ◯ |
他人の住居からの水もれ | ◯ | ◯ |
航空機の墜落 | ◯(破汚損) | ◯ |
不慮の人為的災害 | ◯(破汚損) | ◯ |
盗難 | ◯ | × |
風災 | ◯ | △風水雪害→最高600万円までしか補償されない |
雹災 | ◯ | |
雪災 | ◯ | |
水災 | ◯ |
「風災〜水災」の被害において、一般的な火災保険ではどれも損害額に応じて補償されます。
しかし、埼玉県民共済では、最高でも「600万円まで」しか補償されません。
屋根が飛ばされたり、壁が崩れているといった程度なら、補償金600万円なら足りるかもしれません。
でも、家がまるごと倒壊しても600万円は少なすぎます。
あなたの家は600万円で建て直せるほど安いものではなないはずです。
ちなみに、竜巻のような広範囲の災害が起こって「多大な被害が出た」と認められた場合には、国から支援金が出ます。
実は、越谷で起きた竜巻の被害には、下記の制度が適用になりました。
【被災者生活再建支援法】
参考:内閣府HP「被災者生活再建支援法の概要」
しかし、この制度でも最高300万円しか支給されません。
埼玉県民共済と被災者生活再建支援法の支給金額を足しても900万円。
たとえ900万円だとしても、あなたの家を建て直すことは困難でしょう。
一方、一般の火災保険に加入していれば、損害額に応じた補償金を受け取れます。
仮に家が全壊になったとしても、2000万円の保険金額で契約をしていたら「2000万円」の補償金が下りるのです。
あなたと家族を本当に守れるのは、最高600万円しかお金が出ない埼玉県民共済ではなく、損害額に応じてお金が出る「一般の火災保険」ではないでしょうか?
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火災保険の方が「雪」の災害対策に最適!
埼玉県民共済は「雪災」に対しての補償も薄く、どんなに大きな雪災を被っても「600万円」までしか補償がありません。
埼玉県富士見市の市民総合体育館では、2014年2月の記録的な豪雪によって、屋根が崩落するという事故がありました。
専門家は「設計荷重以上の積雪が原因」と見ているようです。
近年は、上記のような想定していない規模の気象現象が起こり始めているので、私たちが受ける被害も予想を超えてきています。
前章で例に挙げた竜巻も同じですよね。
市民体育館という公共施設でこれだけ大きな事故が起こっているのですから、一般住宅でも起こらないという保証はありません。
あなたの家の構造は変えることはできませんが、万が一のリスク対策は変えることができます。
「何が起こるかわからないから、万が一のために雪災の補償も手厚くしておこう」と考えるなら、埼玉県民共済ではなく一般の火災保険が適しています。
埼玉県民共済は地震補償金が300万円以下!
埼玉県民共済の場合、地震による被害に対しての補償は最高300万円までです。
埼玉県民共済の制度で決められています。
火災保険(三井住友海上) | 埼玉県民火災共済 |
|
|
一般の火災保険では、損害に応じて補償金が下りる仕組みになっています。
仮に、地震による火災で家が全焼してしまったとしても、1000万円の地震保険に加入していれば、1000万円の補償金が下ります。
対して、埼玉県民共済の場合は、全壊しても300万円しかお金が受け取れません。
地震保険には、「家の補修、建て直し」というよりも「被災から復興するまでの生活費用」という意味があります。(詳しくは「火災保険」を解説した記事を参照)
しかし、たった300万円で本当に長期間の被災生活を耐えきれるのか疑問です。
首都直下型地震もいつ起きてもおかしくありません。
地震に対するリスクをカバーし、被災生活になっても家族全員安全に過ごせるほどのお金を確保したいなら、一般の火災保険を検討すべきです。
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埼玉の火災保険料の相場は?掛金を比較!
一般の火災保険と埼玉県民共済を比較してみたところ、やはり掛金については埼玉県民共済の方が安いです。
【掛金の比較】
火災保険(損保ジャパン) | 埼玉県民共済(新型火災共済) |
364,610円(すべての補償に加入) | 172,800円(年間17,280円) |
※あくまで簡易的なシミュレーションです。
【見積もりした物件の条件】
- 建物金額:1660万円(販売金額は3980万円)
- 家財金額:500万円
- 期間10年(地震保険は5年)
- 住所:埼玉県さいたま市
- 建物面積:97.6㎡
- 木造(H構造)
簡易シミュレーションで比較してみたところ、10年間で約20万円も差がつくことがわかりました。
しかし、10年間で20万円の差ということは、1年で2万、1ヶ月で1670円の差です。
1670円で火災保険の手厚い補償が買えると考えれば安いと感じませんか?
充実した補償に対して、1ヶ月1670円を安いと考えるか高いと考えるかはあなたの価値観次第です。
しかし、「本当に家や家族、あなた自身を守ること」を考えるなら「一般の火災保険の方が割安」ではないでしょうか?
【その他】埼玉県民専用の火災保険
埼玉には、ある特定の条件の人しか利用できない火災保険が2つあります。
- 埼玉りそな銀行の「りそな住宅ローン専用火災保険」
- 埼玉大学生協の「学生総合共済」
順にご紹介していきますので、該当する人は念のためチェックしておくと良いです。
1.埼玉りそな銀行の「りそな住宅ローン専用火災保険」
埼玉りそな銀行の住宅ローンを利用する方は、同時に埼玉りそな専用の火災保険に加入することができます。
〈埼玉りそな銀行で加入できる商品〉
取り扱いしている商品は2種類と少ないのがデメリットですが、メリットとしては銀行代理店割引が使える可能性があることです。
10%〜20%程安くなります。
ただし、銀行員に火災保険のプランを作ってもらうと、保険のプロではないため補償内容に不備が出る可能性があります。
ですから、最終的に銀行で加入するにしても、相見積もりを取って比較しておくことは重要です。
埼玉りそな銀行で住宅ローンを取り組む方は、同時に見積もりを取ってもらい検討してみてください。
2.埼玉大学生協の「学生総合共済」
埼玉大学に通う学生は、生協を経由して「学生総合共済」に加入することができます。
〈学生総合共済の補償内容〉
学生総合共済は一般的な火災保険とは違って、一人暮らし用の「家財保険」のみ加入するような商品です。
一般の火災保険の商品でも「家財のみ」の加入はできますが、共済の方が掛金は安く済む可能性があるので、相見積もりを取って検討してみましょう。
【まとめ】埼玉県民共済より火災保険の方が補償内容は充実!
あなたが、「一般の火災保険か?埼玉県民共済か?」と迷っているのは、掛金の安さだけに注目し、「補償内容」や「埼玉の災害の実態」を深く考察できていないからです。
埼玉県民共済が、「掛金は安いが補償内容は薄い商品だった」と知れば、あとは「掛金の安さを取るか?補償内容の充実を取るか?」の価値観次第です。
- 埼玉は「竜巻・雪災・地震」リスクがあるエリア
- 風災・雪災・水災の影響で、家をまるごと失っても、保険金は最高「600万円まで」しか受け取れない
- 地震補償がどんなに大きな被害でも「300万円まで」と
あなたが火災保険に加入する目的を、もう一度考えてみませんか?
「とにかく安い火災保険に入りたい。ある程度の補償があれば良いや」ということであれば、埼玉県民共済でも良いでしょう。
しかし、
- 家失っても補償少なく、家族を路頭に迷わせるようなことは避けたい
- 風災・雪災・水災のリスクに脅えることなく過ごしたい
- 地震被害のリスクは高いから、避難生活から再起するための軍資金となる地震保険金は手厚く準備しておきたい
- 家族を賠償リスクからも守れるように「個人賠償特約」も加入したい
- 自分の家に必要な補償内容だけに加入し、ムダな保険料は払いたくない
など、自分や家族を守れる保険に入りたいと思っているのではないでしょうか?
それなら、「一般の火災保険」を検討しておくべきです。
火災保険の方が、埼玉県民共済と掛金の差は少ないにも関わらず、補償内容が手厚いからです。
加えて、火災保険の見積もりを取るなら、「価格.com」の一括見積もりサイトを必ず試しておくべき。
そう言い切れるのは、私が今までに3つの一括見積もりサイトを使ってきた経験からです。
「価格.com」が「最も安いプラン」を提案してくれました。(実際に「最高20万円」の差がつきました)
また、私が不動産仲介で働いていた時の経験上、火災保険に安く賢く加入しようとしている人ほど「価格.com」を使っていました。
「火災保険を検討する=価格.comを使う」が安く加入するための常識になっているのです。
価格.comなら、プランを作成するのが「プロの保険コンサルタント」なので、補償内容に不安はありません。
見積もりは「無料」ですし、手続きも5分で終わるので,デメリットも少ない。
よって、火災保険の見積もりを取るなら、価格.comを必ず試しておくべきです。
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本当に家族を守りたいと思うなら、あなたに取ってはベストな選択は「一般の火災保険」と言えます。